雲母刷り

楽しい版画

|版画の技法の雲母刷りとは金粉や銀粉をまぶしたようなきれいな背景が表現できる技法です。

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雲母刷り



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【雲母刷り】


雲母(きら)刷りとは、刷り取った絵の具が乾く前に、雲母やパールなどキラキラ光る粉末をまいて効果を出す技法です。


半透明の雲母から透けるように絵の具の色が見え、金粉や銀粉をまぶしたような美しい背景が表現できます。


もちろん絵の具を塗らないで、雲母を白地にまぶして効果を得ることも出来ます。


雲母やパールの粉以外に、金や銀粉、金属粉なども雲母刷りに利用できます。


・刷り方


①木版画で使うフノリに、ニカワ水(フノリの約1/4~1/5程度)を混入して、雲母の粉末を密着するためのノリを作ります。


②雲母の粉末の準備をします。雲母は荒目、中目、細目と種類があり、光の反射は荒いものをほど強く、細かくなるほど弱くなりますので、中目くらいが丁度良いとされています。光の反射が強い荒目は、光沢が揃わなくバラバラになり易いので、中目と混ぜると良いでしょう。


③版面の上に雲母用に作った①のノリと絵の具を混ぜてのばします。このとき、水っぽくならないようにノリの比重を多くしましょう。


④紙をあてて刷りとります。このとき、バレンの圧を強くします。ここからは雲母を付着させる箇所により2通りの方法が取られます。(⑤~⑧)と(⑤'~⑦')


⑤紙を版からはずし、版画紙の片側の余白に雲母の粉末を置きます。


⑥平刷毛で静かに早く雲母を付着させる部分に引いていきます。


⑦雲母を付着させ終わったら、刷毛を上下左右に動かして余分な雲母を取り払います。


⑧雲母の粉が落ちないように、刷毛でやや強めにこすり、版画紙にしっかりと付着させます。



⑤'刷り上げた版画紙のノリが混合した絵の具の箇所に、雲母の粉をまきます。


⑥'やわらかい刷毛で雲母をまいた箇所をなでて、版画紙に雲母の粉を密着させます。


⑦'ノリが乾いてから叩(はた)き、不要な箇所の雲母を取り除きます。ノリの濃度にもよりますが半日以上置いて充分に乾かします。



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