木目刷り・正面刷り

楽しい版画

|版木の木目を利用する版画の技法は木目刷りです。正面刷りは、版面に紙を正面に向けて置いて刷る技法です。

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木目刷り・正面刷り



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【木目刷り】


木目(もくめ・きめ)刷りとは、版木の木目を活用した刷りの技法です。


版面に水分をたくさん含んだ絵の具を塗ってから紙をのせ、強い圧を与えると木目が紙面につきます。


この木目は、単調になりがちな背景のアクセントになったり、背景の広がりを出す効果が期待できます。


また、画面上の大切な強調部として木目の材質の調子を生かしたりもします。


版木は桧(ひのき)や杉などの粗い木目を持つものが好んで使われるようです。


版面をガスや炭火で焦がし、より木目を強く強調した作品もあります。


細かい木目を活かしたいワランなどは、油性絵の具をローラーで塗りつけると良いと思います。


シナなどのような版面が平らで滑らかなものの場合は、かなり強く圧を加えないと、きれいな木目刷りが出来ません。


・刷り方


①木目を強調したい版木を使う。


②版面に水分の多い絵の具を塗り紙をのせる。


③強くバレンを使い圧を加える。


【正面刷り】


正面(おもて)刷りとは、版面に紙を正面に向けて(表を上にする)置いて刷る技法です。


正面刷りでは、版面と出来上がりの紙面は逆にならず同じ方向になります。


なので彫るときに注意してください。


正面刷りでは、版面から浮かび上がった形に光沢が付きます。


浮世絵ではこれを利用し、色を刷り終わった後に、絵の具を塗らず、この光沢を付けるために正面刷りを加えることがあります。


これはから刷りと正面刷りの効果を得ているわけです。


また版面に絵の具を塗り、正面刷りを行うことによって、面白い効果が生まれることもあります。


・刷り方


①出来上がりの好みによって版面を絵の具で塗るor版面に絵の具をつけない。


②紙の表を上にして版面におきます。


③バレンで版面の模様(形)の光沢が出るように刷ります。



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