刷毛ぼかし・一文字ぼかし

楽しい版画

|刷毛を使った版画の技法の刷毛ぼかしと一文字ぼかしです。これらを巧く使うと作品に奥行きができます。

版画を始めよう!



刷毛ぼかし・一文字ぼかし



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【刷毛ぼかし】


版画を絵の具で塗る前に、版面を水で濡らす事により、その上を塗った絵の具が水に溶けて、ぼんやりと趣が深いぼかし効果が得られます。


刷毛(はけ)ぼかしの方法は、版面のぼかしたい部分を、水を含ませた筆や布で濡らします。


次に水で濡らした部分に、絵の具を含ませた刷毛を置いて絵の具がとけたら紙を置いて刷りましょう。


バレンは力をいれずに軽く置いて素早く使いましょう。


この刷毛ぼかしは、版面の濡らし方や絵の具の量、バレンの使い方によって、いろいろと効果が変わりますので、様々な方法で試してみてください。


このような刷毛ぼかしは、背景などで単独の効果で使うほか、ふつうに刷った後にもう一度部分的にぼかしを加えたいときに使える技法です。


【一文字ぼかし】


刷毛ぼかしと原理は同様ですが、一文字(いちもんじ)ぼかしは、版画の空の部分を藍や朱の一色で版面の端から端まで一直線に一文字のようにぼかす技法です。


版面の上辺に水をひき、藍や朱の絵の具を小さな刷毛に含ませ、一直線に一文字のように刷毛をひくと、色が水に溶けて、なんとも趣のある効果が得られます。


一文字ぼかしは、特に浮世絵に多く見られる技法です。


海外では、この一文字ぼかしを使った歌川広重の作品がとても有名で、特に藍色の美しさで評価が高く、鮮やかな青の色(藍)のことを「ヒロシゲ・ブルー」と呼んでいます。



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