紙(和紙)について

楽しい版画

|水性絵の具で刷る木版画に最適な紙は和紙です。和紙ほどは強くて気品があり、風合に富む紙は見当たりません。

版画を始めよう!



紙(和紙)について



sponsored link

【和紙】


水性絵の具で摺る木版画に最適な紙は和紙です。


世界には、多くの紙の種類がありますが、版画紙を少し湿らせた状態で、絵の具を摺り込むために必要な吸水性や保水性、摩擦などに強いという条件をほぼ満たす紙は和紙くらいです。


しかも和紙ほどは強くて気品があり、風合に富む紙は見当たりません。


版画紙に使用される和紙は、原料の混ぜ具合や産地によって、西の内、美輪紙、細川紙、鳥の子紙などとよばれており、それぞれに特徴があります。


和紙の原料は楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)、三椏(みつまた)、パルプから漉(す)かれたものです。


多色摺りの版画に用いる和紙は、


摺り回数が多く、絵の具の吸い込みや腰の強さなどの関係もあり、版画紙の中でも、2回漉きや張り合わせ、裏打ちなどをして、厚く強くしています。


【和紙の種類】


・西の内

茨城県西の内で漉かれることから、この名前が付きました。

原料は楮(こうぞ)で、色はやや黄味がかっており、強い紙質で厚口と薄口がある和紙です。


・本美濃紙

原料は楮(こうぞ)で、特に墨摺りに適している和紙です。


・美濃版画

原料は楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)、三椏(みつまた)、パルプなどで厚口と薄口があり、礬水(どうさ)引きもやってる和紙です。

美濃の井上源二氏が作った版画紙です。

いろいろな種類があります。


・鳥の子紙

楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)で漉かれた和紙です。

少し黄味がかった鳥の子色をしています。

墨摺り、多色摺りのどちらにも向く強靭な紙質をしています。


・奉書

強く美しい和紙です。

昔は原料に楮(こうぞ)を使い、白米の粉末を漉きこんだといわれています。

現在では楮系の白い和紙のことを奉書と呼ぶようです。



[スポンサードリンク]