版木と版画について
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木版画には版木も用具も技法も異なる板目版画と木口版画があります。
板目木版画が一般的で私たちが普通木版画といっているものはこれです。
木を縦に切った板目を版木にしています。
作業手順では水性絵の具を使い、バレンで刷ります。
一方、木口版画は木を横に切った面、木口を版木に用いるため、印を彫る技法に近い彫り方になり、そのため細密な彫りに適しています。
木口版画に水性絵の具は用いません。
もし使うと刷った後にひび割れを起こすからです。
そのため木口版画には油性絵の具を使います。
【木版画の版木について】
木版画の版木には堅さが均等で彫りやすい材質が適しています。
そしてある程度の粘りも必要です。
なぜなら彫り上げた版が欠けないからです。
現在では一般に桜、桂、朴、シナベニヤなどがよく使われています。
【版木の特徴】
・桜
堅くて粘りがあり細やかな彫りに適しており、また多くの枚数を刷ることができます。
ほとんどこの桜の版木で浮世絵版画は彫られています。
・桂
材質は軟らかく粘りがあります。
朴と似ていますが朴よりも少し柔らかく、彫りやすい版木です。
・朴
材質は桂と似ていますが桂より堅く細かな彫りもできます。
また、粘りもほどよくあり多くの量が刷れます。
・シナベニヤ
材質は柔らかく安価で彫りやすく初心者に適しています。
小品から大作まで制作でき、大変利用価値がある版木です。
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